第1回 世代間交流会 — コミュニティの発展に向けて
特例認定NPO法人 日本在住ベトナム人協会(以下、協会)は、コミュニティ内の世代間を調和ある形でつなぎ、若い世代がコミュニティの発展により参加しやすい環境を整え、徐々に世代交代を進めていくという重要な目標に取り組んでいます。
この目標を実現するため、協会は世代間交流の場を複数回にわたり設け、若い世代が父祖の志を深く理解する機会を提供するとともに、年配世代が若い世代の思いや悩みをよりよく理解できる場をつくっていきたいと考えています。
その「第1回 世代間交流会 — コミュニティの発展に向けて」が、2021年11月14日(日)、東京で開催されました。
初回ということで試行的な側面もあり、実行委員会(以下、実行委)は招待を限定し、第一世代——すなわち1975年前後に来日し定着された同胞の方々——のみをお招きしました。
日曜日であり、一週間の疲れを癒すべき貴重な休息日でしたが、それを返上して何人かの同胞の方々が交流会に駆けつけてくださいました。とりわけ、1975年以前に留学生として来日された先輩方、1975年以降の「ボートピープル」として来日された方々、日本で生まれ育ったその子・孫世代、そして近年来日した留学生たちが、遠路をいとわず参加されたのは特筆すべきことです。
交流会の内容は、(1) 開催趣旨の説明、(2) 各世代代表者からの感想発表、(3) 今後の取り組みに関する座談、(4) 茶話会形式の交流、の4部構成でした。
参加された各世代の皆様は、日本社会のなかで調和し、ともに前進していけるベトナム人コミュニティをいかに築き上げていくか、そして第二の故郷であるこの地で、ベトナム民族の伝統的な文化的価値をいかに守り発揚していくか、それぞれの思いと悩みを率直に語り合いました。
茶話会の場では、参加された同胞の皆様と実行委メンバーが温かく集い、温かいお茶と、故郷の懐かしい味わいに満ちた美味しい「バインザーロン」(蒸し菓子)を楽しみながら、即興で披露された手作りの楽しい余興を味わい、民族の歴史・文化資料や日本語学習の支援資料についても情報を共有し合いました。
「今日の交流会は素晴らしかったです。厳粛さもあり、若々しい楽しさもあった。実行委は、ぜひこのような交流会を続けて開催してください。次回はもっと多くの同胞が参加してくれると信じています……」——参加された一人の同胞からはこのような感想を伺いました。
このお言葉は、実行委が今後も継続的に交流会を開催していく上で、大きな励みとなる温かい応援です。
協会は、本交流会にご参加くださった同胞の皆様、そして協会の活動資金にご寛大なご支援を賜った皆様に、心より御礼申し上げます。
今後の交流会でも、より多くの同胞の皆様にお会いできますことを心待ちにしております。
敬具



