NPO法人 日本在住ベトナム人協会
VAJ
NPO Hiệp hội Người Việt tại Nhật Bản
NPO法人 日本在住ベトナム人協会
Vietnamese Association in Japan
ひとつの旅、あふれる喜び

ひとつの旅、あふれる喜び

2026年1月2日|静岡県、日本

新年早々、東京から静岡まで何百キロもの道のりを越えて私たちが運んできたのは、何にも代えがたいもの――異国の地で感じる、温かな同胞の絆でした。今年の「春の集い(Hội Xuân)」は単なるイベントではなく、ふるさとを離れて暮らすベトナムの人々が、扶桑の冬の寒さの中でひとときの故郷の息づかいを分かち合う、特別な瞬間でした。

元日の午後から始まった旅路

1月1日の午後、東京から駆けつけたボランティアチームが静岡に到着し、すぐさま準備に取りかかりました。冷たい風が肌を刺す中、立ち上がったテントの下で会場を飾り付け、ベトナムのお正月の趣あふれる空間を作り上げていきました。

祖国を偲ぶ祭壇は厳かに整えられました――千キロもの道のりを隔てたふるさとを思い起こさせる、なじみ深く、そして神聖な光景です。

その晩、静岡の同胞の皆様がふるまってくださった夕食は、長旅の疲れを忘れさせてくれるものでした。にぎやかな笑い声と尽きない語らい――先輩世代と若い世代の隔たりは、温もりに満ちたあのひとときの食卓で、すうっと溶けていきました。

私自身にとってその日は特別な意味を持つ一日でもありました。実は、それは私の誕生日だったのです。同胞の温かな腕に抱かれ、分かち合いとボランティアの精神に包まれて新たな歳を迎える――何にも代えがたい贈り物でした。

開幕式――日本の地に宿るベトナムのお正月

1月2日のお昼、開幕式は厳粛さとにぎわいを兼ね備えた雰囲気の中で行われました。

開幕を告げるのは、祖先への祭祀の儀式。長老の方々が祖国を偲ぶ祭壇に厳かに香を捧げ、「水を飲むときは源を忘れず」という、どの地にあっても色褪せることのないベトナムの倫理を、私たちに思い起こさせてくださいました。

続いては春の集いの本番。陽気な歌声と勇壮な獅子舞が会場全体を明るく照らします。子どもたちは嬉々としてお年玉を受け取り、輪投げや射的といった伝統遊びに興じ、新年恒例のロト遊びでは縁起の良い番号が呼ばれるのを胸を弾ませて待ちました。

このような祝日に欠かせないのが、ふるさとの味です。丹精込めて用意された純ベトナムの料理は、家族の台所に戻ってきたかのような懐かしさを運んでくれました――実際には異国の真ん中にいるのに。

春の集いが残してくれたもの

2026年の静岡春の集いは、単なるお祭りではありません。笑い声と鮮やかな彩りの裏には、より深いメッセージが宿っていました。

ベトナム人はどこにいても、文化を慈しみ、ふるさとを大切に思っています。今回のプログラムは世代の壁を取り払い、先輩世代と若い世代の相互理解を生み出し――そこからますます強い絆で結ばれたコミュニティが築かれていきます。そして同じくらい大切なのは、これが旧友と再会し、新しい友と知り合い、日本での安定した暮らしを築く道のりで互いに支え合う場であること、ということです。

感謝のことば

時間も労力も、そして資金も惜しまず、この春の集いを成功へと導いてくださったすべてのボランティアの皆様、そしてご支援くださった方々に、心より深く御礼申し上げます。皆様の静かな献身があってこそ、ベトナムの心の灯火は異国の地でも明るく燃え続けています。

このような心温まる活動が今後も続き、広がっていきますように。そして扶桑の地に暮らすベトナム人コミュニティが、いつまでも団結と慈しみと、豊かな民族のアイデンティティを宿す共同体であり続けますように。

新年あけましておめでとうございます2026――私たちのコミュニティが、ますます発展し、結びつきを深め、強くなりますように!

最新情報は、特定非営利活動法人 日本在住ベトナム人協会の公式Facebookページでご確認ください。

助成元:公益財団法人 日本フィランソロピック財団――第1回「東海子どもワクワク基金」助成事業