NPO法人 日本在住ベトナム人協会
VAJ
NPO Hiệp hội Người Việt tại Nhật Bản
NPO法人 日本在住ベトナム人協会
Vietnamese Association in Japan
2022年夏 交流会

2022年夏 交流会

日本在住ベトナム人協会主催による第2回 世代間交流会の夕べが、2022年7月17日(日)、東京・新宿のレストラン「ベトナムガーデン」にて開催され、同胞の濃やかな情のなかで惜しまれつつ閉会を迎えました。これまで以上に多くの日本のお客様にご参加いただき、協会のコミュニティ活動への関心が回を追うごとに高まっていることがうかがえました。

開幕に先立ち、白いアオザイをまとった二人の女子学生による艶やかな菅笠の踊り「Hello Vietnam」が披露され、すべての視線を惹きつけたあと、二人のMCがベトナム語と日本語の二か国語で開会を宣言しました。

開会の挨拶で副会長は、同じ祖先を持ち、同じく異国で家を離れて暮らし、いつも祖国を思い続けるという共通の思いを持つ人々の絆を結ぶための、出会い・交流の機会の必要性を強調しました。今後、新型コロナ感染症が落ち着いていけば、対面で手を取り顔を合わせて喜び合う交流活動を順次再開し、コミュニティの団結をいっそう深めていく頻度を増やしてまいります。続く協会・厚生部長の報告では、過去1年間の活動と今後の計画が詳細に紹介されました。なかでも特に印象的だったのは、コロナ禍において日本全国の困窮する同胞のために実施した5回の緊急救援活動です。さらに、JLPT受験対策と意欲ある同胞のサポートを目的とする潘佩珠日本語学校についても、教育内容と成果の両面で量・質ともに発展していることを示す数字とともに、強い印象を残しました。

また今回の交流の機会に、協会はアジア福祉教育財団 元事務総長の小川雅司様に、長年にわたり協会へお寄せいただいた貴重なご支援に対し、感謝の花束を贈呈いたしました。しんみりとした退任のご挨拶を通じて、皆様は小川様が任期中にわたり協会のメンバーと心を一にし、深く誠実に伴走してくださった日々を改めて感じ取られたことでしょう。会場が、元在ホーチミン日本国総領事(2017〜2020年在任)の川上順一様と乾杯の準備を始めたとき、別れの空気はたちまち和らぎました。流暢なベトナム語で、さらにアジア福祉教育財団 新事務総長の新たなお立場から、川上様は皆様への温かいお祝いの言葉を述べられ、最後に「モッ、ハイ、バー、ヨー!(一・二・三、乾杯!)」と高らかに発声され、会場はたちまち賑やかな笑いと喜びに包まれました。外交の経験、長年にわたるベトナム研究の蓄積、そして人脈の広さをもつ川上様は、協会の活動、ひいてはベトナム人コミュニティ全体の活動にとって、頼れる友人であり、確かな拠り所となってくださることでしょう。

開宴の音頭ののち、会場は静まり、伝統的なベトナム料理の数々を味わう時間となりました。料理を企画・調理してくださったのは、香江と御嶽の地——フエ——を故郷とするザー・カット姉さん。「日本一」と評される「ブン・ボー・フエ」(フエ風牛肉麺)で、日本人にもベトナム人にも来賓の皆様の心を文字通り「奪い」ました。続く文芸プログラムも、歌手アイン・ドゥックの安定感ある叙情あふれる歌声によって、聴く人の心に忘れがたい余韻を残しました。協会の舞台に初めて登場したばかりのこの若き才能は、すでに鮮やかな印象を残し、協会が今後企画している実り豊かな交流活動への、よき前兆と言えるでしょう。

そして最大の感謝は、厨房と舞台裏で汗を流し続けたあの方々に。「我は皆のため、皆は我のため」というあの手のつながりがなければ、この交流会はとうてい形にはなりませんでした。一人ひとりの目立たない努力が、この夕べの交響的な空間を構成する一つひとつの音符として響いていました。

最後に、ご来賓の皆様、そしてベトナム人としての情を分かち合いに来てくださったすべての参加者の皆様に、心より御礼申し上げます。

​協会取材班 速報。